YUKA TOHIRA Accessory

YUKA TOHIRAは、デザイナー兼職人である都平遊花によって2014年に制作をスタートし、ほんものの昆虫の翅を素材にしたアクセサリーブランドとして2016年より本格的に活動を開始。 ルネ・ラリックやエミール・ガレに代表されるアールヌーボーの工芸品の精緻さに憧れつつ、生物の素材が持つ半ばグロテスクなイメージを、日常のファッションに取り入れられる形に落とし込むことを目標としてこのアクセサリーたちが生まれました。夏にその短い命を終えた蝉たちの無数の細やかな脈を持った翅が、着ける人を繊細かつ鮮やかに彩ります。 さて、レザーやファー、真珠、珊瑚、象牙など、ファッションには生物の機能が作り出す形なくしては存在しえないアイテムが溢れています。それだけ生物の作り出す機能や形が素晴らしいということであり、しかしそこには、「ファッションのためには、どこまでなら許されるのか？」という問いもあります。植物はOK？動物は？昆虫はどうでしょう？ YUKA TOHIRAではそのひとつの答えとして、自然に命を終えた蝉の翅を素材として利用するという方法を取っています。「命を纏うアクセサリー」というブランドコンセプトには、そんな問いを投げかけるメッセージも込められていることを、知っていただければ幸いです。